プロテインドリンク・色恋禁止——異色のコンセプトバーがすすきのに登場

ピンズバNEWSの報道によると、北海道・札幌のナイトエリアとして知られるすすきのに、今年5月、"マッスルガールズバー"をコンセプトとした店舗がオープンし、早くも大きな人気を博しているという。

オーナー自らが明かした内容によれば、この店舗ではキャストがお客から注文してもらう「キャストドリンク」(接客中にキャストが飲むドリンク)として、一般的なソフトドリンクやカクテルではなくプロテインを採用しているとのこと。筋肉・フィットネスをテーマにした独自のコンセプトを、接客スタイルにまで徹底させている点が特徴的です。

また、キャストとお客との「色恋」——いわゆる恋愛感情を絡めた接客や私的な関係——を禁止するルールを設けていることも明らかにされています。こうした明確なルール設定が、店舗の個性として認知され、集客にもつながっている様子がうかがえます。

差別化戦略としての「コンセプトバー」——ガールズバー業界の現在地

ガールズバーは、カウンター越しにキャストと会話を楽しむスタイルが基本で、キャバクラなどと異なり接待色を抑えた営業形態として知られています。近年は競合店舗の増加を背景に、コンセプトや世界観で差別化を図る動きが各地で見られます。

今回報じられた店舗のように、フィットネスや筋肉といった特定のカルチャーをテーマに据えることで、従来のナイトワーク利用者とは異なる層にもアプローチできるという見方もできます。すすきのという全国的にも知名度の高い歓楽街での展開が、注目度をさらに高めている側面もあるでしょう。

編集部の見解——コンセプト設計と店舗ルールが働く環境にも影響する

今回のニュースは、ガールズバーで働くキャストや、開業・転職を検討している方にとっても参考になる点が多いのではないでしょうか。

一般に、店舗のコンセプトやルールが明確であるほど、キャストとお客双方の期待値が揃いやすく、トラブルの未然防止につながりやすいと言われています。「色恋禁止」のような就業ルールは、キャストが安心して働くための環境整備という観点からも、近年重要視されている要素のひとつです。

働く場所を選ぶ際には、コンセプトや雰囲気だけでなく、店舗が定めているルール・禁止事項・キャストの待遇についても事前にしっかり確認しておくとよいでしょう。また、開業・経営を目指す方にとっては、自店の「らしさ」を言語化したコンセプト設計が、スタッフ採用や集客の両面で意味を持つ時代になってきているとも言えるのではないでしょうか。