「女の子に水を飲ませるわけには」――こじるりが驚いた料金の仕組みとは

ABEMA TIMESの発表・報道によると、タレントのこじるり(小島瑠璃子)が福岡・中洲にある高級キャバクラを訪れ、そのユニークな料金システムに「女の子に水を飲ませるわけにはいかない」と率直な感想を述べたことが話題を集めています。発言の背景にあるのは、キャバクラ業界に広く存在する「ドリンクバック」と呼ばれる仕組みです。

ドリンクバックとは、キャストがお客様からドリンクをオーダーしてもらった際に、その売上の一部がキャストの報酬に上乗せされる制度のことです。お客様がキャストに「何か飲む?」と声をかける文化は、単なる気遣いではなく、この収益分配の仕組みと深く結びついています。中洲のような高級エリアでは、ドリンク単価が都市部の一般店舗と比べても高く設定されているケースが多く、こじるりが「女の子に水を飲ませたら申し訳ない」と感じたのは、その価格帯を実感してのことだったと考えられます。

中洲という"高級マーケット"が持つ独自の料金構造

福岡・中洲は、東京の銀座や大阪のキタと並んで語られる、日本を代表する高級夜の繁華街のひとつです。エリア全体の客単価・店舗単価が高水準に保たれており、セット料金(入店時に設定される基本料金)やテーブルチャージ、ボトルキープの価格帯が他エリアと一線を画しています。

高単価エリアでは、ドリンクバックの金額も自然と大きくなります。一方で、お客様一人ひとりの支出に対する意識も高いため、キャストにはより高いホスピタリティと会話力が求められます。「価格に見合った時間を提供できるか」がキャストの評価に直結するのが、中洲をはじめとする高級エリアの特徴です。

現場への影響――ドリンクバックを正しく理解して働く

今回の話題は、業界外の著名人が料金システムに驚くかたちで広まりました。これは、キャバクラの収益構造が一般にはまだ十分に知られていないことを示しています。これから働くことを検討している方にとっては、この機会に基本的な仕組みを整理しておくことが大切です。

ドリンクバックは店舗によって還元率や対象ドリンクが異なります。面接や体験入店の際には、バック率・時給・指名料の配分など、報酬体系を具体的に確認することを強くおすすめします。口頭説明だけでなく、可能であれば書面で条件を確認する習慣をつけると、入店後のトラブルを防ぐことができます。

また、すでに働いているキャストの方にとっても、自店の料金システムを言葉で説明できるようにしておくことは接客の質を高めるうえで有効です。お客様が「高い」と感じる前に、自然な会話の中でドリンクの楽しみ方や価値を伝えられるキャストは、長期的な指名獲得にもつながります。業界への理解が深まる今回のような話題を、自身のスキルアップのきっかけとして活用してみてください。