何が起きたのか―3店舗・役員2人の再逮捕

Excite エキサイトの発表・報道によると、長野市権堂エリアで「one」「NEO権堂」「M LOUNGE」の3店舗を運営していた会社役員の男2人が、風営法違反(無許可風俗営業)の疑いで再逮捕されました。いずれの店舗も、公安委員会から必要な許可を取得しないまま、客への接待や飲食サービスを提供していたとされています。「再逮捕」という点から、今回の摘発が一連の捜査の中で積み上げられたものであることがうかがえます。

権堂エリアは長野市を代表する繁華街のひとつであり、多くの接待飲食店が集まる地域です。今回のような無許可営業の摘発は、エリア全体の信頼にも影響を与えかねない出来事として業界内で注目されています。

「無許可風俗営業」とは何か―許可制度の基本をおさえる

キャバクラなど、客と従業員が席について会話やサービスを提供する「接待飲食等営業」は、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(風営法)によって厳しく規制されています。この種の営業を行うには、店舗が所在する都道府県の公安委員会(実質的には警察)に申請し、正式な許可証を取得することが必須です。

許可を得るためには、店舗の構造・設備が基準を満たしていること、営業者が欠格事由(過去の犯罪歴など)に該当しないことなど、複数の審査をクリアする必要があります。許可が下りるまでには一定の期間を要するため、「すぐに開業したいから先に営業を始める」という判断が、今回のような事態を招く典型的なパターンです。

無許可での営業が発覚した場合、風営法第49条に基づき、2年以下の懲役もしくは200万円以下の罰金、またはその両方が科される可能性があります。法人としての罰則も別途定められており、経営者だけでなく法人そのものも処罰対象となります。

現場で働く人・これから働く人への影響と備え方

こうした摘発が起きるたびに、スタッフとして現場で働く人たちも無関係ではいられません。無許可店舗で勤務した場合、従業員自身が直接罰せられるケースは限られていますが、店舗が突然閉鎖されれば給与の未払いや雇用の喪失といったリスクに直面します。また、摘発された店舗での勤務歴が、次の職場探しで不利に働く可能性もゼロではありません。

入店前に確認すべき最も重要なポイントは、「その店舗が風営法の許可を持っているかどうか」です。許可を受けた店には許可証の掲示が義務付けられており、店内で確認できるはずです。面接時や入店前に「許可証を見せてもらえますか」と確認することは、自分自身を守るうえで決して失礼なことではありません。

また、求人を探す際にも、運営会社の実態や評判を事前に調べることが重要です。複数店舗を同じ会社が運営している場合、一店舗の問題が全店舗の閉鎖につながるリスクがあることも、今回の事例が示しています。

ナイトワーク業界で安心して長く働くためには、法令を守る店舗を選ぶことが出発点です。「許可営業かどうか」を確認する習慣を持つことが、自分のキャリアと生活を守る最大の備えとなります。