延べ約1万4,000㎡のビルが解体対象に——工期は約3年

建設通信新聞Digitalの報道によると、ヒューマックスは新宿区歌舞伎町1丁目に所有する既存建物の解体工事を、大和ハウス工業の施工で実施します。工事名称は「P1建替PJに伴う解体工事」で、11月初旬に着工し、2028年11月末の完了を目指す計画です。

解体される建物は、鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート造(S・SRC造)の地下3階・地上8階建て、延べ床面積1万4,652平方メートル、高さ52.5メートルの規模です。敷地面積は1,484平方メートルで、用途地域は商業地域、容積率は900%に設定されています。

工事場所は西武新宿線・西武新宿駅の北東約150メートルに位置し、「歌舞伎町シネシティ広場周辺地区」の地区計画区域内にあります。この地区計画は、シネシティ広場を新宿の文化・交流の場として位置づけ、「エンターテインメントシティ歌舞伎町」を象徴する空間づくりとまちの活力・にぎわいの創出を目標に掲げています。

キャバクラ・ホストクラブが集まるエリアで進む大規模再開発

シネシティ広場周辺は、歌舞伎町の中でもキャバクラやホストクラブをはじめとする接待飲食店が集積する地区です。近年はTOHOシネマズ新宿を核とした複合施設「東急歌舞伎町タワー」のオープンなど、大規模な再開発が相次いでいるエリアでもあります。今回の解体工事はビルの「建替PJ(プロジェクト)」に伴うものであり、解体後に新たな建物が計画されていることが工事名称から読み取れます。

解体工事の期間は約3年にわたります。大規模な工事が長期間続くことで、周辺の人通りや動線に変化が生じる可能性があります。

このエリアで働く人・店舗経営者への影響

歌舞伎町シネシティ広場に近い店舗で働くキャスト・スタッフの方、また同エリアへの出店・移転を検討している経営者にとって、着工から2028年11月末まで続く工事期間中の集客環境の変化は、実務上の関心事になります。具体的には、工事車両の往来や仮囲いの設置による通行環境の変化が、来店導線に影響するケースが一般的に指摘されています。歌舞伎町エリアへの新規出店や契約更新のタイミングを検討中の経営者は、解体・建替えスケジュールと物件の位置関係を照らし合わせて判断材料に加えることが実際的です。